最低価格:125万円
最大燃費:22.0km/L
eKスペースは、三菱自動車工業と日産自動車が共同出資するNMKVが開発を手掛ける車両の第2弾として、2014年2月に発売されました。日産ではデイズルークスの名前で販売され、姉妹車になります。
室内長が2235mmとスーパーハイト系ワゴンでもトップクラスの広さを実現しました。室内高も1400mmとこちらもトップクラスの数値となっており、空間効率が良くゆったり過ごせます。後席のスライド幅は、260mmと大きく、使い勝手の良い仕様となっています。
装備面では、リヤサーキュレーターを軽自動車では初採用し、前席のエアコンの風を後席にも送れるようになり、後席の快適性も良くなりました。夏場などはなかなか後席まで冷えるのに時間がかかるので、この機能は結構重宝します。
燃費面では、アイドリングストップシステムとアシストバッテリーの採用でノンターボ・2WD車でJC08モード22.0km/L26.2km/Lの低燃費を実現しました。
目次
eKスペースの価格・燃費
(5MTマニュアル・ターボなし)
価格と燃費は連動していません。最高燃費のグレードを選択すると価格が高くなる場合がございます。▼項目タップで価格ランキングへ移動
デイズルークス | 最低価格 | 最高燃費 km/L |
---|---|---|
2WD | 125万 | 22.0 |
4WD | 135万 | 21.8 |
5MT | なし | なし |
ターボ | 158万 | 22.2 |
※価格は小数点以下切捨て表記。
三菱「eKスペース」の良い点(メリット)
①フロントからリヤにかけてのガラス面の割合が高く、死角が少ない。リヤビューモニター付きルームミラーで後方の視界も確保。
eKスペースは、フロントからリヤにかけてのガラス面の割合が高く、死角が少なくなっています。Aピラーも細く設計されていて、三角窓も大きく視界が十分に確保されています。
なかなか目で確認のしにくい後方の視界は、リヤビューモニター付きルームミラーでカバーしてくれます。ギアをRに入れると、ルームミラーに後方の状況が映し出されます。目安となるラインも表示してくれるので、駐車も楽チンです。
②eKスペースの低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM-City)は、雨天時も使用可能でもしものときも安心。
e-Assist車では、約5~30km/hの低速走行時に前方車両との衝突の危険がある場合、警報で注意喚起するとともに自動ブレーキで、衝突を回避、または衝突被害を軽減してくれる低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM-City)を搭載しています。
eKスペースでは、前方の車輌を感知するレーザーレーダーがフロントガラスの中央上部に設置されており、ワイパーの作動域にあるため雨天時でも作動します。タントなどのバンパー埋め込み型は、ワイパーを低速以上で使用すると、切れるようになっており雨天時に使用出来ません。その点では、雨天時も使用出来るeKスペースの方がもしもの時も安心です。
③室内長・室内高ともにスーパーハイト系ワゴンでトップクラスの広さ。
eKスペースは室内長が2235mmとライバル車を抑え、トップの広さを実現しました。室内幅はタント・N-BOXよりはやや劣りますが、スペーシアとは同じ幅です。室内高はウェイクにこそ負けますが、1400mmとタント・スペーシア・N-BOXなどのライバル車を上回っています。
総合的に見ても、スーパーハイト系ワゴンの中でもトップクラスの広さを誇っており、のびのび空間でゆったりと過ごせます。
④後席前後スライド量はがクラストップの260mm。撥水加工もプラスポイント。
eKスペースは、後席前後スライド量はタントと並んでクラストップの260mmです。左右分割式になっており乗る人の体格に合わせて移動出来ます。座面長もライバル車のタントやN-BOXに比べて長く、大人の男性が乗っても疲れにくいです。
シート生地は撥水加工してあり、雨の日や飲み物をこぼしたりしてもさっと拭き取れるので、安心です。前席・後席共にクッション性も良く、長距離ドライブも苦になりません。
⑤99%UVカットガラス採用で、紫外線とおさらば。
eKスペースは、99%UVカットガラスをフロントドアに採用しました(測定値は自社調べ)。従来のUVカットガラスに比べ、今回採用したガラスは、紫外線をほとんど通しません。
日差しの強い日にドライブをしていると、顔や手など露出している分が思わぬところで日焼けしてしまうことがありますが、eKスペースではその点心配無用です。
三菱「eKスペース」の欠点(デメリット)
①eKスペースの誤発進抑制機能は、前方のみが対象。
eKスペースはe-Assist付車に、前方に障害物を検知した際に出力を絞り、アクセルとブレーキの踏み間違いを防ぐ誤発進抑制機能が付いています。最近はこの機能は、軽自動車でも当たり前の機能になってきており、ライバル車も同様の装備が付いています。
その中でもタントは前後方警戒対象としています。立体駐車場などではバック時での踏み間違い事故も多いので、後方も警戒してくれるタントの方がもしもの時も安心です。
②クラストップのスペーシアと比べると、5.8km/Lも燃費に差が(カタログ数値上)
2016年4月三菱eKワゴン、eKスペースは燃費不正問題が発覚し、燃費の数値が訂正されました。26.2km/Lとされていた燃費は、正しくは22.0km/Lでした。(2016年9月追記)
eKスペースは、アイドリングストップシステムとアシストバッテリーの採用で2WD車でJC08モード22.0km/L26.2km/Lの低燃費を実現しました。しかし、ライバル車と比較すると、N-BOX+・N-BOX・ウェイク以外の車種には全て負けています。クラストップのスペーシアと比較すると5.8km/L(カタログ数値上)の差もあり、燃費面ではかなり差がついています。新型車をこれらのライバル車より後に発売をした事を考えると、もう少し頑張って欲しかったところです。
③スペーシアは、衝突被害軽減ブレーキの対象が人・車輌の両方が対象。eKスペースは車輌のみ。
eKスペースのe-Assist車は、レーザーレーダーで前方の車両を検知し、自動的にブレーキを作動させて衝突を回避、または衝突時の被害を軽減してくれる低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM-City)を搭載しています。
FCM-Cityは車輛を対象として設計されており、歩行者や二輪車は検知しません。ライバル車のスペーシアは人にも、車輛にも作動する衝突被害軽減ブレーキを搭載しています。もしもの時の事を考えると、人や二輪車にも作動してくれる方が安心です。
最低価格:125万円
最大燃費:22.0km/L
兄弟車:デイズルークス
ライバル車:N-BOX、スペーシア、タント
諸費用込み | 約136万~ | セルフ見積り |
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